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眼瞼挙筋を用いたヒト骨格筋幹細胞の単離および増殖制御技術開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 佐藤 貴彦  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要眼瞼下垂患者含めて眼科手術時に得られる余剰組織中に含まれる眼筋を利用して、マウス骨格筋組織採取時と同様の方法により細胞培養を行った。まずヒト眼筋組織を用いた細胞培養の場合、マウス筋組織を用いた場合と比較して増殖性が非常に悪いことが明らかとなった。この点を最後まで改善することが出来なかったが、若年齢患者眼筋組織を用いた場合に骨格筋細胞の増殖性が良いことが分かった。 得られた増殖骨格筋細胞集団の中で骨格筋幹細胞を選択する為に、マウス骨格筋細胞研究において既存の表面マーカーを検討すると、CD56による反応性が一番良好であった。しかし、CD56のみでの細胞単離ではPax7陽性を指標とする骨格筋幹細胞の特異的な選択とならず、さらに複数の表面抗体を用いて絞り込みをかけ骨格筋幹細胞画分の純化が可能となった。本研究で得られたヒト骨格筋幹細胞を用いて、その性質を維持可能な増殖拡大培養技術ならびに難治性筋疾患に対する幹細胞移植研究などへの展開が期待できる研究開発となった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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