B型肝炎ウイルス全組み込みとエピゲノム変化の解析による肝発癌のリスク診断法開発
研究責任者 |
山本 博幸 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授(移行)
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | B型肝炎ウイルス(HBV)のヒトゲノム組み込み部位解析およびメチル化解析を行うことで、HBV感染に関連した癌のリスク診断が可能となることを明らかにすることを目標とした。達成度として、組み込みに関わるエピジェネティックな変化の分子病態解析、HBV関連肝細胞癌の遺伝子解析は十分達成できた。一方、HBV DNA組み込みの経時的解析の達成度は、検体不良などにより十分でなく、発癌リスク診断の指標となる遺伝子の同定には至らなかった。今後の展開として、パラフィン検体からのDNA抽出法の改良に基づく経時的解析を多数症例で行うことにより、リスク診断の指標となる遺伝子の同定、実用化を目指す。
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