人工ユビキチンリガーゼによる血清中のユビキチン化の迅速な検出の検討
研究責任者 |
宮本 和英 姫路獨協大学, 薬学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 生体内のユビキチン化は、白血病など様々な疾患との関係が深く、ユビキチン化の度合いを高感度に検出できれば将来的に疾患の診断・病態把握が可能である。我々は、ユビキチン化に関わる酵素であるユビキチンリガーゼを人工的に作製し、これを活用することでユビキチン化の度合いの検出を可能にしてきた。本研究では、簡易検出できる検出システムの構築に向けて、迅速なイムノクロマトグラフィーでユビキチン化の検出を検討した。当初の目標であるハーフストリップキットの作製に成功し、実用化に向けた技術移転に必要な一定の成果を創出できた。今後は、企業と連携し検出感度向上を目指す。
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