新規なテアンデロース含有シロップの酵素生産システム
研究責任者 |
林 幸男 宮崎大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究課題ではテアンデロースを含有する新規な機能性オリゴ糖シロップの工業生産を最終目標として研究開発を行った。そのために、オーレオバシジウム属菌のグルコシルトランスフェラーゼ(GT)を固定化することにより、酵素の再利用や連続反応を可能にし、工業生産へ展開していく技術すなわちシステムを構築することを目標とした。固定化GTのほか、固定化菌体、静止菌体について検討を行い、機能性オリゴ糖の収率、回分反応の再利用の回数、オリゴ糖の生成量について、遊離酵素と比較して有利な効果が得られ、目標は達成された。今後は、固定化GT、固定化菌体、静止菌体について、調整法・連続反応条件の最適化と長期連続反応の検討を行い、実用用途を目指す。
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