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セルロース誘導制御因子の機能を利用したセルラーゼ高生産糸状菌の創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 谷 修治  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 講師
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究開発では,セルロース系バイオマス分解酵素遺伝子の制御因子の高発現株および破壊株を作出することにより,エンドグルカナーゼおよびキシラナーゼ生産量を改善することを目指した.制御因子遺伝子の高発現あるいは破壊を組み合わせることにより,cbhI遺伝子, cmc2遺伝子,およびxynIb遺伝子の発現が,それぞれ10倍,22倍,12倍亢進することを見出した.一方で,作出した株におけるエンドグルカナーゼ生産量およびキシラナーゼ生産量はコントロール株と比べてそれぞれ2.4倍, 2.2倍の増加にとどまった.遺伝子発現の亢進が必ずしも酵素高生産に繋がっておらず,今後は培養条件の検討も含めて酵素生産技術の開発を行う必要がある.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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