PEBPファミリー遺伝子群ならびにそれらと相互作用する遺伝子群の機能解析に基づく新たなイチゴ栽培技術の確立
研究責任者 |
松本 省吾 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 栽培イチゴ‘とちおとめ’より単離した花芽分化時のクラウンで発現変動する遺伝子FaTFL2は、異なる品種‘章姫’においても花芽分化時に発現レベルが低下していた。新たに、花芽分化時に発現上昇しているFaFT3遺伝子を見出し、これら遺伝子の発現変動を指標にした花芽分化時期を特定する技術開発に繋がる成果を得た。また、花芽分化時特異的に発現上昇もしくは下降する新奇遺伝子探に向けてRNA seq.解析を実施した。一方、FaFDを単離し発現解析を行ったが、FaFDにはこのような花芽分化に伴う発現変動は見られなかった。前述のFaTFL2の発現変動を指標として省エネ超促成栽培条件の検討を行い、新たな省エネ超促成栽培法を提唱した。結果の一部は、国際誌「HortScience」に“Energy saving seedling production system for super-forcing cultivation of June-bearing commercial strawberry”の題目にて掲載された。
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