Fe-Co系合金ナノワイヤー配列素子を利用した希土類フリー高性能磁石の開発
研究責任者 |
大貝 猛 長崎大学, 工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 強磁性金属の中で最も大きな結晶磁気異方性を有するCoおよび最も大きな磁気モーメントを有するFeに着目し、結晶配向型の高アスペクト比形状Co、FeおよびFe-Co合金ナノワイヤー配列構造体の作製を目指した。陽極酸化時の極間電圧や電解液温度を最適化させた結果、アルミナ製メンブレンフィルターの細孔直径を約25nmレベルにまで絞り込むことに成功した。更に、この細孔中に全組成範囲のFe-Co合金ナノワイヤー配列構造体を電析出来ることが判明した。また、試料の磁気特性を評価した結果、Fe-50at.%Co合金組成の付近で保磁力が最大となり、2kOeを超越させることに成功した。今後、本材料のバルク化を目指す。
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