アトピー性皮膚炎の治療と予防を目的としたフィラグリン遺伝子変異迅速診断キットの開発
研究責任者 |
秋山 真志 名古屋大学, 医学系研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 他大学との共同研究として、小学生数百名のフィラグリン遺伝子(FLG)変異検索を行い、参加者からのアンケートおよび臨床検査データを用いて、アトピー性皮膚炎(AD)などアトピー性疾患とFLG変異の関連を調査した。現在、データを解析中である。
また、AD患者および尋常性魚鱗癬疑いの患者に対するFLG遺伝子変異解析を行った。家族性尋常性魚鱗癬症例では、新規変異検索を行った。
今後は、様々なアトピー性疾患とFLG変異との関連についてのデータを蓄積することでFLG変異検索の有用性を示しつつ、キットの開発を進める。尋常性魚鱗癬の家族例の変異検索により、日本人におけるFLGの全変異の把握に今後も努め、キットの完成度を高める。
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