金ナノ粒子二量体配列基板を用いた高感度・高信頼性表面増強ラマン分光技術の開発
研究責任者 |
菅野 公二 神戸大学, 工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究課題では高感度・高信頼性化学分析技術の開発を目的とし,表面増強ラマン分光(SERS)のための金ナノ粒子二量体アレイ配列を再現性良く作製することで,低い検出下限濃度で再現性良く有害物質検出が可能な高感度・高信頼性SERS基板を実現した。強度の不安定さが問題となっていたため実用化が進まなかったSRES分析に対し,金ナノ粒子二量体アレイ配列提案構造により検出下限10−13 Mの極低濃度分子検出を可能とし,さらに強度のばらつきを補正する校正技術を構築したことでSERS基板間ばらつきを従来の30 %から5 %に減少することができ再現性良い分析手法を実現した。
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