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プラチナ活性化による新規白金抗がん剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 黄檗 達人  金沢大学, 薬学系, 助教
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要1,10-phenanthlorineの5位に置換基を導入したR1phen (R1 = H, OH, OMe, Cl)とN-1-Anthracen-9-ylmethylpropane-1,3-diamine (AtC3)を配位子としたPt(R1phen)(AtC3)およびbpyの4,4’位に置換基を導入したPt(R2bpy)Cl2 (R2 = H, NO2, Me2N)を合成し、これらの白金錯体の置換基の電子求引性・電子供与性が細胞毒性に及ぼす影響を検討した。結果、Pt(R1phen)(AtC3)においては置換基の電子求引性と細胞毒性に一定の相関が示され、また、Pt(R2bpy)Cl2において置換基の電子求引性とDNAとの反応速度に一定の相関が示された。以上の結果から、置換基の電子求引性を利用することで白金錯体の抗がん活性向上が可能であることが示された。今後は、動物実験により安全性に関するデータを取得し、技術移転を積極的に進めていく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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