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金属無機塩と脂質からなる新規ハイブリッドナノ触媒の調製とバイオPET前駆体合成反応への応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 島内 寿徳  岡山大学, 環境生命科学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要ポリエチレンテレフタラートの代替物質である2,5-フランジカルボン酸(FDCA)の生産プロセスのための触媒開発を対象とした.金属無機塩型触媒と脂質構造体とを複合化して得た触媒をハイブリッドナノ触媒と呼び,FDCA合成を試みた結果,最大74%の収率を得た.特筆すべき点として,既往の方法と比較し,より低温かつ非NaOH系でのFDCA合成を達成した点である.今回検証した限りでは,ゲル担体にリポソームを共有結合により固定化し,金属触媒を担持させる構造が繰り返し使用と長期保存性に優れ,カラム操作に展開できることを実証した.加えて,安価な界面活性剤でハイブリッドナノ触媒を作成できることも見出した.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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