タンパク質性薬物のための活性保持型超分子 PEG 化キットの開発
研究責任者 |
東 大志 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 助教
|
研究期間 (年度) |
2014 – 2015
|
概要 | 申請者らはこれまで、タンパク質の活性を損なうことなくポリエチレングリコール (PEG) を修飾する方法を開発し、インスリンの血中滞留性を持続させることに成功した (SPRA 技術)。これは、シクロデキストリンとアダマンタンのホスト-ゲスト相互作用を介して、タンパク質に PEG を修飾する新規の技術である。本申請課題では、SPRA 技術をキット化することを目標とし、①活性化アダマンタンの保存方法の設定、②様々な PEG 分子量の PEG 化 β-シクロデキストリンの調製、③インスリン以外のタンパク質を用いた検討を行った。本研究期間において、上記内容は概ね達成できた。現在、本キットの上市を目指し、開発を遂行中である。
|