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化学合成糖鎖のガン診断への応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松尾 一郎  群馬大学, 大学院理工学府, 教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要ガン化に伴い特異的に構造が変化する糖鎖を化学合成,得られた合成糖鎖を利用してガン特異的糖鎖認識タンパク質を検出・取得するためのプローブとすることを目的にLacdiNAc構造を有する3糖および,その硫酸化体を合成した。またLacdiNAc糖鎖の部分構造および複合型糖鎖も合わせて合成した(計7種類)。得られた3糖誘導体の還元末端部分のアミノプロピル基を介して糖鎖抗体を作製するためのLacdiNAc結合タンパク質(抗原)を計2種類調製した。一方,LacdiNAc認識タンパク質を選別するためにLacdiNAc糖鎖および関連糖鎖結合プレートの作製とLacdiNAc糖鎖をビーズに導入したアフィニティー担体を作製した。そしてLacdiNAc糖鎖結合アフィニティーカラムを用いることにより乳癌細胞からガン関連LacdiNAc認識タンパク質を同定した。本研究で得られた抗原を用いた抗体作製,また今回同定したタンパク質も利用して, LacdiNAc糖鎖検出に基づくガン診断研究へと展開する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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