ピロリ菌関連胃がんの早期診断を目的とした腫瘍マーカーの探索
研究責任者 |
三室 仁美 東京大学, 医科学研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究では、血液等を用いた低侵襲検査による悪性胃がん早期診断に使用可能なバイオマーカー開発のために、ピロリ菌感染により変動する宿主タンパク質の探索同定を目的としている。胃上皮細胞株での網羅的解析から見出した標的候補因子の測定系構築を実施し、胃がん患者血清中の候補因子濃度を測定した結果、既存の腫瘍マーカーよりも感度・特異度の高いシーズを見出した。 今後さらに残る因子の測定系を確立して患者血清測定を行い、腫瘍マーカーとなりうる因子を選定するとともに、特許出願を行う。
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