タンパク質結晶構造解析のための実用的な結晶化タグの開発
研究責任者 |
姚 閔 北海道大学, 先端生命科学研究科(研究院), 教授
|
研究期間 (年度) |
2014 – 2015
|
概要 | 本事業では、私達が開発してきた構造解析のためのタンパク質結晶化を促進するタグを様々なタンパク質に適用し、実用的な製品とすることを目指した。そのため、当研究室にて結晶がまだ得られていないタンパク質7種類(膜タンパク質を含む)に結晶化タグを適用した。そのうち、発現した4サンプルの全ては、計画とおりに多量体化ができ、1サンプルの結晶化に成功した。また、モデルや新規タンパク質を用いてタグとタンパク質間のリンカーを検討し、ノウハウを蓄積した。今後、引き続き、タグを結晶化に困難なタンパク質に適用し、タグとリンカーを改良し、さらにヘテロタグへの展開も試みる。また、多量化による酵素反応の効率化の検証も行う。
|