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単一分子でフルカラーチューニング可能なアミノベンゾピラノキサンテン系(ABPX)蛍光色素の開発とカラーセンシング材料への応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 神野 伸一郎  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要単一分子でフルカラーチューニング可能なアミノベンゾピラノキサンテン系 (ABPX)蛍光色素の開発のため,蛍光団のキサンテン環が非対称構造を有する化合物の新たな合成法と誘導体を開発し,「アミノベンゾピラノキサンテン系色素化合物とその製造法」として特許出願を行った.またABPXを蛍光団としたガスセンサーの開発では,誘導体の一つである cis-ABPX010 が結晶状態で近赤外と青色の異なった発光帯を示す二重蛍光性をもつことに加え,有機色素分子の中では世界最長のストークスシフト値を示すことを見いだした.更に,近赤外/青色蛍光は結晶構造に依存するといった知見を応用し, ガス分子の結晶内への包接と,力学的な刺激を加えることで, 分子集積構造の変化を蛍光波長の変化として出力できることを明らかにし,cis-ABPX010 がガス分子や力を検出する固体蛍光センシング剤として有用であることを示した.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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