3次元河道縦断形状と接峰面を利用した崩壊可能土砂存在位置検出法の開発
研究責任者 |
齊藤 隆志 京都大学, 防災研究所, 助教
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 土砂災害の被害軽減のためには、精度の高い発生位置予測が重要である。本研究では、対象流域の詳細な数値地形図データを用い、不安定で崩壊可能性の高い土塊(潜在崩壊土塊)の位置と範囲を推定する手法を開発した。現行の崩壊予測モデルとは異なり、土層厚や透水係数などの多様な物理パラメータを必要としないことを特徴とする。3次元表示した河道縦断形状から潜在崩壊土塊の位置・範囲を可視化し、流域斜面内の侵食過程やその時間的変遷などについて周辺地域を相互に比較することで、その危険度を評価することが可能となり、当初の目的を達成できた。
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