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ねじり延伸法を用いた「高強度骨固定プラスチックスクリュー」の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小林 訓史  首都大学東京, 理工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要生体吸収性プラスチックを用いた骨折固定用高強度スクリューを成形する手法として,押出延伸とねじり延伸を組み合わせた手法を開発した.本手法では押出延伸により一軸に配向した繊維を切断することなく,らせん状に配向させることが可能である.このため,治療時に必要とされるせん断強度を損なうことなく,スクリュー挿入時に必要とされるねじり強度を向上させることが可能となった.ねじり強度は分子鎖を最大主応力方向に配向させることにより最大値を取ることが明らかとなった.生体吸収性プラスチックとしてポリ乳酸を用いた場合,目標値であるせん断強度70MPaを達成することが可能となり,安静時であれば全身へ適用することが可能となった.さらに配向を最適化することにより,日常生活程度の運動下での適用へと展開していく予定である.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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