気泡駆動型水平両方向対応ヒートパイプBACHの無動力熱輸送技術の確立
研究責任者 |
永井 二郎 福井大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 浅層地中熱の有効利用を念頭に、水平方向左右いずれにも熱輸送可能な気泡駆動型循環式ヒートパイプBACHの基本特性を把握することを目指した。従来のヒートパイプでは長距離の水平方向ではドライアウト等の課題があるが、BACHは傾斜角度10°以上であれば良好な熱輸送が期待できる。そこで、8の字型のループ形状によりBACHを構成し、ドライアウトを防ぐ工夫を施した「水平両方向対応BACH」装置を考案・製作した。ポリカーボネート製BACH配管接続部分の不具合により、期間中に内部流動可視化や熱輸送特性把握は出来なかった。今後装置の不具合を解消し、水平両方向対応BACHの基本特性を把握し事業展開を図る予定である。
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