糖尿病腎症に関連する新規尿蛋白質に基づいた診断法の開発
研究責任者 |
久保田 浩之(卯木浩之) 独立行政法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 室長
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 申請者らが先行研究にて見出した糖尿病腎症関連尿タンパク質と糖尿病腎症との関連について独立した横断研究集団にて検討した結果、9タンパク質の濃度差異が2型糖尿病患者群、糖尿病腎症3期患者群間で検証された。さらに糖尿病腎症2期患者群、健常人対照者群を含めた合計77名を対象として腎症関連タンパク質の尿中濃度を測定し尿アルブミン・クレアチニン比、およびeGFRとの相関解析を行ったところ、3タンパク質の尿中濃度が両指標と有意な相関を示した。これらは糖尿病腎症の発症・進展を反映する新たな指標となる可能性があり、糖尿病腎症患者を対象とした前向き観察研究集団にて実用可能性や病態における意義などの研究開発を現在進めている。
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