研究責任者 |
水沼 博 首都大学東京, 理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 樹脂のシートやフィルムの製造法としてTダイ押出し法が利用されているが、押出速度を高くすると押出材表面に溶融損傷が発生し、生産性が制限される。その対策として、ダイ出口に回転ローラーを取り付ける方法を提案し、各種ダイ形状を試作テストした。目標とした通常ダイの高速化上限(約10倍)を更に上回ることはできなかったが、その設計指針を明らかにし、その指針が力学的に必然的合理性に基づくものであることを示すことができた。また、通常の成形機と同じ生産動力と仮定した場合について検討し、(1)4倍の高速化、あるいは(2)同じ生産速度で成形機の1/4の小型化、等が実現可能であることを実証した。
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