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大規模ライブラリーの高速スクリーニングによる新規ペプチド抗がん剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 川上 隆史  独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究では、再構成型無細胞翻訳系(PUREシステム)と高速化改変mRNAディスプレイ法を用いた翻訳ペプチドライブラリーの高速スクリーニング法(Kawakami, ACS Chem Biol 2013)に対して、実用化に向けたスクリーニング系の最適化を行なった。その結果、煩雑な化学合成を必要とする10-ホルミルテトラヒドロ葉酸の非存在下でPUREシステムを用いた環状Nアルキルペプチドライブラリーの大規模合成法の確立に成功した。また、ヒトcDNAクローンと無細胞翻訳系を用いた固定化ヒトタンパク質のハイスループット調製法の確立にも成功した。更に最適化された本システムを用いて、がん関連ヒトタンパク質を標的とし、タンパク質・タンパク質間相互作用を阻害する新規環状Nアルキルペプチド化合物の同定にも成功した。今後ロボットを用いた自動化へと駒を進め、技術移転・実用化に向けて展開する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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