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共晶体ファイバー構造を応用した、超高分解能、高感度中性子イメージング装置の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 鎌田 圭  東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 准教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要中性子イメージングへの応用をめざし、中性子線球種断面積の高い6Liを含有する三元系共晶体として、ファイバー状構造をとるLiF/CaF2/LiBaF3共晶体をマイクロ引き下げ法により育成した。光導波構造を有し、シンチレータをファイバー構造となる透明な三元系共晶体の作製に世界で初めて成功した。当該共晶体は、CaFシンチレータ相におけるEu2+ 4f-5d遷移由来の発光を420nmに確認した。また、252Cf線源による熱中性子を照射し、260 ns (73.6%) ,50 ns (26.4%)の蛍光寿命と7000 ph/nの発光量を確認した。LiF/CaF2/LiBaF3 共晶体はLiの含有量が67.9%と高いため、高感度な中性子検出が可能となる。ファイバー構造を活かした中性子線イメージング装置への応用が期待できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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