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リン酸化酵母によるレアメタル・レアアースの効率的な回収技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 東 雅之  大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要都市鉱山に眠る金属類の回収を目的に、酵母を用いて生物吸着材料の開発を進めた。先行研究では、トリメタリン酸Naを用いた細胞壁のリン酸化により、金属吸着能が高まることを見いだしてきた。本研究では、リン酸化酵母作製法の再検討やレアメタルに対する吸着能の評価などを進めた。レアメタル7種類全てにおいて、リン酸化修飾により顕著に吸着能が上昇した。また、塩酸濃度の調整によりコモンメタルとの混合溶液からレアメタルを選択的に吸着できた。さらに、リン酸化剤としてヘキサメタリン酸Naの使用も可能であった。パン酵母だけでなく種々の酵母で作製したリン酸化酵母においても、全て高い吸着能を有することが分かった。今後実用化に向け企業と連携し実廃液からの回収を進めたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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