高分子基材料内部における応力ひずみ同時計測による動的弾性率分布マイクロ断層可視化システム(多機能OCT)の開発
研究責任者 |
佐伯 壮一 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 高分子基材料内部の物性定数(弾性率分布,温度分布)をマイクロ断層可視化するシステムを構築した.低コヒーレンス干渉計(OCT)を用いて材料内部の断層情報を取得し,その変形解析からひずみ分布を検出するだけでなく,偏光波の位相断層情報から応力分布も同時にマイクロ断層検出する光学システムを構築した.動的引張試験との同期により,材料内部の応力・ひずみ断層分布の動的情報を検出した.また物性定数のマイクロ断層可視化システムの構築の前に,構築光学システムと有限要素法のハイブリッド逆解析システムを構築し,材料内部の温度分布をマイクロ断層可視化した.この結果から,高分子基材料内部の応力(残留応力)・ひずみを断層可視化するだけなく,力学的材料物性値の分布をin situマイクロ断層検出可能であると考える.
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