偽造困難なデバイスを用いたIoTセキュリティ管理システム
研究代表者 |
田中 良男 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報技術研究部門, 研究部門長
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研究期間 (年度) |
2014 – 2017
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概要 | 本研究は、IoTデバイスとその管理システムの乗っ取りリスクと乗っ取り後の影響、ならびに偽装デバイス混入に伴う性能低下や乗っ取りリスクの低減を研究交流を通して実現することを目的とする。 具体的には、日本側のチームが得意とする PUF (Pysically Uncloanable Function)とその応用方式であるIoTデバイス真贋判定技術、IoT向け暗号鍵管理技術(暗号鍵生成および鍵共有技術)、ならびにパススルー型ハイバーバイザー、SBD (Security Barrier Device)などを応用したIoTシステム監視技術を、台湾側のチームが得意とするBig Data Analysis、マルウェアおよび攻撃検知技術とを有機的に組み合わる方法を人材交流しながら研究を進める。 本プロジェクトにおいて日本と台湾が交流を通じて相互的、相補的に研究に取り組むことにより、IoTデバイス側および管理システム側からの乗っ取りリスクおよび偽装デバイス混入に伴う性能低下や乗っ取りリスクの低減が期待できる。また、人材交流を通して本分野においる若手研究者の育成、研究ネットワークの拡充、日本の科学技術の相手側あるいは海外でのプレゼンスの向上も期待できる。
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研究領域 | IoTのためのセキュリティ技術 |