水・食料・エネルギーネクサスを考慮した地域の持続可能性構築に関する予備研究
体系的番号 |
JPMJRX14F2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX14F2 |
研究代表者 |
沖 大幹 東京大学, 生産技術研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本FSでは、モンスーンアジア領域における非大都市コミュニティーの持続可能性構築に関して、水・食糧・エネルギーネクサス注3)を考慮した本格的な研究実施の可能性について調査する。モンスーンアジア領域では、経済のグローバル化によって近年急速な工業化が進み、非大都市コミュニティーに支えられて、都市化が進展し経済的に発展してきた。その結果、非大都市コミュニティーにおける持続可能な食料生産のための人的資源の確保や、都市における過密人口を支えるのに十分な水資源の確保といった社会・環境問題が顕在化している。こうした問題は今後想定される気候変動などの自然環境変化や、さらなる社会変化によって、ますます深刻化することが懸念される。 これらの課題を乗り越えて非大都市コミュニティーに持続可能性を構築するためにはTD研究の枠組みによる問題探索型の取り組みが不可欠であり、水・食料・エネルギーの三位一体の相互関係の観点や適切な土地利用、そしてどのような規制的、誘導的、技術的な取り組みが必要かについて、日本を含むモンスーンアジア領域の非大都市を対象とした研究構想を固める。
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研究領域 | フューチャー・アース構想の推進事業 |