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インドネシアにおける小規模アブラヤシ農園の持続可能ガバナンスの樹立に向けて

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 フューチャー・アース構想の推進事業

体系的番号 JPMJRX14F1
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJRX14F1

研究代表者

岡本 正明  京都大学, 東南アジア研究所, 准教授

研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要現在の地球環境が抱える問題の中でも、熱帯林破壊は最も深刻な課題であり、その主要な一因は熱帯地帯での商品作物栽培の拡大にある。本FS(フィージビリティースタディ)は、そうした商品作物の中でも東南アジアを超えて世界の赤道地帯に拡大しつつあるアブラヤシ農園に着目し、持続可能なアブラヤシ栽培のためのガバナンス・モデル構想を提示することを目的とする。 アブラヤシから採れるパーム油についてはすでに持続可能性を考慮した認証スキームが始まっており、少しずつ浸透し始めている。しかし、環境問題に関心のある欧米や日本を重要なマーケットとするアブラヤシ関連業者とは異なり、50Ha以下の小規模農園主は、生産性が低く、認証取得のコストを負担する動機付けが低く、熱帯林破壊の主役となりつつある。たとえば、世界最大のパーム油生産国インドネシアを見れば、小規模農園のパーム油生産が急速な伸びを見せている。従って、こうした小規模農園によるアブラヤシ農園ガバナンスを樹立することは喫緊の課題であり、地球環境問題解決の重要な一助となる。 そこで、本FSでは、インドネシアのリアウ地方と西カリマンタン州に焦点を当て、現地の自治体、大学やNGOを巻き込みながら、小規模農園ガバナンス・モデルを構想し、小規模農園ガバナンス条例案の制定可能性を検討すると同時に、小規模農園ガバナンスのベスト・プラクティス・ネットワーク構築の可能性も模索したい。
研究領域フューチャー・アース構想の推進事業

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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