分子設計に基づく生体適応型高耐久性3次元グルコースバイオ燃料電池の創出(Mocca-Cell)
研究代表者 |
仁科 勇太 岡山大学, 異分野融合先端研究コア, 准教授
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研究期間 (年度) |
2015 – 2018
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概要 | 本研究は、中性条件および血糖値(1g/L)程度のグルコース濃度で長期間作動する酵素触媒電極を作り出すことを目的とする。 日本側は、酵素と電極間の電子移動に適したメディエーター分子を理論計算によって抽出し、実際に合成を行う。さらに、この分子の溶出を抑制するため、電極材であるナノカーボン(ナノチューブやグラフェン類)と複合化する。フランス側は、日本側が作成した電極材料などに酵素を複合化し、バイオ燃料電池デバイスを組み上げる。 両国チームによる共同研究を通して、生体内で永続的に使用可能なバイオ燃料電池が開発でき、人工臓器の電源など生体内に埋め込んで使用することが可能なデバイスの発展につながると期待している。
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研究領域 | 分子技術 |