サイバー社会ネットワークにおける噂の伝播の検出と制御
研究代表者 |
高安 美佐子 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2015 – 2018
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概要 | 本研究は、サイバー社会における複数の階層におけるネットワーク上での噂の伝播現象を記述する数値シミュレーション基盤を構築し、誤情報による社会の混乱を早期に回復するプロセスを科学的に探索し、レジリエントな社会の実現を目指す。 具体的には、日本側は主にブログ、株価および企業取引ネットワークに関するデータ解析を行い、イスラエル側は主に多層複雑ネットワーク上での噂の拡散現象の数理モデル構築を担当し、できあがったモデルに基づく数値シミュレーションを双方でさまざまな状況を想定して推進する。 共同研究を通して、新しい学問として、多層ネットワーク上でのさまざまな情報の拡散現象に関する科学的な研究の基盤を構築する。研究成果は、ICTによって社会の安全性を保つための基本技術を生み、さまざまな産業展開の種となることが期待できる。
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研究領域 | レジリエントな社会のためのICT |