大地震がネパールの水安全性に及ぼす影響と復興対策に関する調査・研究
研究代表者 |
風間 ふたば 山梨大学, 総合研究部, 教授
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研究期間 (年度) |
2015 – 2016
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概要 | 本研究は、今回の大地震が生活用水とそれを支える水資源及び上下水システムに与えた影響を調査し、水利用に関わる衛生状態の確保、応急水処理法、代替水源の利用可能性等の緊急対策を提案することを目的とする。短期的には家庭の貯水槽や管路の損壊、水源の衛生状態、自然水資源の変化、既存及び建設中の水インフラ、政府管理外の地下水などの代替水源施設、避難所の水源等について調査し、上記の緊急対策に反映させる。中長期的には、自立・小規模・分散型水処理システムの普及に貢献するとともに、災害レジリエンスを取り込んだ水安全性評価方法の確立をめざす。本研究により、震災後の水安全性の緊急確保とともに、ネパール政府による水資源関連インフラ整備長期計画に対する支援が期待できる。
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研究領域 | ネパール大震災 |