既存を含むネパールの建築物の耐震性能評価精度向上に資する調査研究
研究代表者 |
楠 浩一 東京大学, 地震研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2015 – 2016
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概要 | 本研究は、ネパールの耐震設計法および耐震診断に関わる技術の向上に必要な検討事項を整理し、耐震性能評価を高精度化するための技術開発ロードマップを構築することを目的とする。具体的には、(1)被災した建物の取り壊しや補修により耐震性能把握に必要な情報が失われる前にネパールの建物の耐震性能実態を調査し、(2)使用継続性評価方法および耐震診断手法の適用性を検討し(3)ネパールの耐震設計法の問題点抽出と設計法の提案を行う。行政上の取り扱いも検討し、実用的技術の提案をめざす。この研究により、新築のネパールの建物の耐震安全性の向上、既存建物の耐震診断技術の精度向上と普及が期待される。さらにはネパールと同様の建築構造形式を採用する周辺国の耐震性能向上に資することも期待される。
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研究領域 | ネパール大震災 |