ネパール大地震による農山村地域の被災状況に関する実地調査とGISデータベースの作成
研究代表者 |
三原 真智人 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2015 – 2016
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概要 | 本研究は、現地調査などでGISデータ ベース(地形図、居住図、地質図、土壌図 データなど)を作成し、1)住居や建造物 に加え農地農業用施設の被害状況を把握・ 分析し、2)災害リスクを考慮した土地利 用分類を行い、3)災害へのレジリエンス の高い再定住地をネパール政府に提案する とともに、4)持続可能な農村土地利用方 式を提言すること、を目的とする。 具体的には、被災した農村域の現地調査 による被害状況を把握・分析するとともに、 ネパール各省庁から提供されるGISデー タに加え、リモートセンシングに基づき高 分解能な数値標高モデル(DEM)を作成 し、新規のGISデータベースを構築する。 これらに基づき災害リスクを考慮した上で 居住地、森林域、保全区域、湿地などに土 地利用分類を進める。 本研究により、避難住民の再定住地と持 続可能な農村土地利用方式がネパール政府 に提言され、今後の災害による二次、三次 被害リスクが軽減または回避されることが 期待される。
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研究領域 | ネパール大震災 |