グリーンインフラによる持続的な国土構築に関する可能性調査
体系的番号 |
JPMJRX15F5 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX15F5 |
研究代表者 |
島谷 幸宏 九州大学, 工学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2015
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概要 | 地球温暖化により地球規模で、豪雨災害、高潮あるいは渇水の頻度が上昇することが予測される。さらに日本では首都直下型地震、東南海地震など大型の地震の発生が予想されるなど、大規模な災害の発生が懸念されている。また世界に先んじて人口が急激に減少しており、都市や流域の環境劣化、国土インフラの維持や管理が大きな課題となっている。これらを解決する持続可能な手法として、自然生態系の機能を活用したグリーンインフラが注目されている。グリーンインフラは、「自然力や自然の仕組みを賢く活用することで社会と経済に寄与する国土形成手法」と定義され、森林、河川、草地、農地などを適正に管理し、連結させることが必要である。しかし、グリーンインフラは概念が先行しており、具体的なプロジェクトイメージ、計画手法、評価手法は確立されておらず、学問的な蓄積がないのが大きな課題である。 本FSでは、都市、流域、災害の3つの領域の6つの対象地に対して、グリーンインフラ素案を作成し、実装研究を行う上でのステークホルダー・研究項目の抽出、評価手法の検討を行い、研究計画の具体化を図る。
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研究領域 | フューチャー・アース構想の推進事業 |