フィリピンにおける極端気象の監視・情報提供システムの開発
体系的番号 |
JPMJSA1612 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA1612 |
研究代表者 |
高橋 幸弘 北海道大学, 大学院理学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2016 – 2022
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概要 | 世界最高密度の雷観測網の構築と超小型衛星による雲立体撮影法の確立 雷雨や台風による降雨は東南アジア等を中心に大規模な災害を引き起こしているが、それらの高精度な活動把握や予測は、従来の地上観測や気象衛星、最先端の気象レーダーを用いても極めて困難である。プロジェクトでは、マニラ首都圏を中心にフィリピン全土をカバーする世界最高密度となる60カ所の雷観測網を構築し、超小型衛星の機動的運用によるかつてない精度の雲立体撮影法を確立することで、豪雨予測を飛躍的に向上させる。 雷雲や台風の3次元構造を世界最高精度で監視する手法を確立 超安価な地上の高密度観測網と従来衛星の1/100程度の超小型衛星の連携運用という手法は、豪雨のみならず多くの災害や農林水産業、大気・海洋汚染等の環境監視でも絶大な力を発揮する。その実用モデルを、世界に先駆けてフィリピンに構築し世界に向けて提案する。
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研究領域 | 防災 |