体系的番号 |
JPMJSC16C3 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC16C3 |
研究代表者 |
榊原 均 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, グループディレクター
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研究期間 (年度) |
2017 – 2020
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概要 | 本研究は、植物共生細菌エンドファイトの一種であるP. indicaの感染が植物の生物的および非生物的ストレス耐性を高める仕組みを明らかにし、更に実用作物にも展開を図ることを目的とする。 具体的には、日本側はホルモノーム解析を行うとともに、P. indica感染による根系制御と窒素の取り込み制御の仕組みの解明をフランスと共同で行う。 スペイン側はメタボローム解析を、ドイツ側はトランスクリプトーム解析とP. indica感染による根系制御とオーキシンの恒常性制御との関係について明らかにする。シロイヌナズナの研究で得られる知見を実用作物で実証するために、日本側はイネに、ドイツ側はハクサイなどのアブラナ科作物に展開する。 日欧の研究チームが相互補完的に取り組み、根圏共生微生物が宿主植物のストレス耐性を向上させるしくみを分子レベルで理解することで、生物農薬としての活用や、その効果を代替できる植物成長調整剤の開発に繋がることが期待される。
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研究領域 | 食料及びバイオマスの生産技術 |