体系的番号 |
JPMJSC16H2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC16H2 |
研究代表者 |
二宮 正士 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授
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研究期間 (年度) |
2016 – 2021
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概要 | 本提案は、インドの主要な食料生産地帯である半乾燥地で、気候変動下でも持続的な農業生産を支えるための技術開発をデータ科学に基づき行うことを目的とする。具体的には、IT基盤研究と農業応用研究に大別される。IT基盤研究では圃場センサー、ビッグデータの管理・利用、人工知能に関する研究を行う。また、農業応用研究ではIT基盤研究の成果を活用し、農業知識の効率的伝達、最適作物栽培管理、高効率育種のための技術開発を行う。各研究課題で、日本とインドの強みを生かす。例えば、知識の効率的伝達はインド側が、高効率育種支援は日本側が中心になって担うことで、非識字農家などへの技術普及効率向上による作物の生産性や品質の改善と農家の収益向上、栽培の最適化による半乾燥地における水利用の効率化や節水、育種の効率化による高性能品種の迅速な提供などが期待される。また、研究成果の他産業への波及効果も期待できる。
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