体系的番号 |
JPMJRX16E7 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX16E7 |
研究代表者 |
大塚 耕司 大阪府立大学, 大学院人間社会システム科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2016 – 2019
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概要 | 世界の人口増加を背景に、食料や水の持続可能性が危ぶまれている。そこで、水やエネルギーの使用量を低く抑えつつ確保できるタンパク源として近海漁業の役割を見直す必要がある。しかし、地魚を調理して食べる習慣が衰退する中で、少量多品種であるため流通面でも軽視され、近海漁業への需要が細り、その担い手も高齢化し減少している。 本プロジェクトでは、かつて「魚庭(なにわ)の海」と言われた大阪湾で獲れる魚を軸に、ヒト・モノ・カネが好循環する地域のモデルを創出する。具体的には、魚を引き寄せる小石状の栄養供給骨材に利用するための魚あらのリサイクル、子どもが憧れるような漁師像の創出・提示、近海魚を使ったメニューの開発などを多世代共創で実施することに加えて、流通経路の確立と鮮度保持技術の開発・普及を行う。これにより、地域に根差した漁業と魚食文化の再生を目指す。
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研究領域 | 持続可能な多世代共創社会のデザイン |