体系的番号 |
JPMJRX16A5 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX16A5 |
研究代表者 |
白水 麻子 熊本県立大学, 総合管理学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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概要 | 東北大震災では、震災関連死での死者の9割を65歳以上の高齢者が占めている。また、被災地における要介護度の認定率は被災地以外の認定率の3倍に至り、仮設住宅でのコミュニケーションの減少や生活行動の減退が高齢者の健康状態に悪影響を及ぼしている。さらに、仮設住宅を定期的に訪問する保健師や民生委員の人員不足も深刻であり、入居者の生活状況や健康状態の確認などを行う医療サポート体制も脆弱である。 本プロジェクトでは、平成28年熊本地震で被災した益城町において、仮設住宅で暮らす高齢者の生活状態を名札型行動センサーで把握し、さらに高齢者の医療情報を活用することで、支援の手が必要な高齢者をいち早く把握し、必要な支援を素早く提供する地域の仕組み作りを行う。これにより、被災した多くの高齢者の命を未来へ繋ぐことができる。
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研究領域 | 研究開発成果実装支援プログラム(公募型) |