体系的番号 |
JPMJMI17C6 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI17C6 |
研究代表者 |
鈴木 達也 名古屋大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019 (予定)
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概要 | 本研究では、行動における認識や判断を知識や感情を交えてモデル化し、データに基づく機械学習的 人と共生する知能化機械に向けて方法論と融合することで人間との親和性が高い行動知能を創出する。これにより人間と共生する知能化機械が持つべきAIの姿を明確にする。 知能を持った機械と人間が共生するためには、「何をするかわからないが賢いAI」ではなく、 「その知能を合理的に説明できるAI」が求められる。本課題ではまず、制御工学的モデルと認知科学的モデルの融合という挑戦的な観点から行動知能のモデル化(形式知化) に取り組む。これにより、特に人間行動における認識や判断に関する特性が、知識や感情を考慮した形で説明可能なモデルとして表現される。このような複眼的視点からのモデル化により、知能化機械が持つべき「内部状態」が顕在化され、合理的に説明可能なAIへとつながる。それをもって知能化機械と人間との相互理解を保証する共生系の設計に取り 組む。人間と機械の共生要件として、「人と協働する」「人を育てる」「人に配慮する」の 三要件を念頭に置き、自動車の運転行動や介護行動等を対象として、実現可能性を検証する。
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研究領域 | 持続可能な社会の実現「労働人口減少を克服する“社会活動寿命”の延伸と人の生産性を高める「知」の拡張の実現」 |