体系的番号 |
JPMJMI17D5 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI17D5 |
研究代表者 |
古米 弘明 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019 (予定)
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概要 | 都市において集中豪雨よる浸水や氾濫に備えるためには、流出雨水を受け入 れる河川と下水道を一体的に管理して、効率的かつ効果的に排水しなければ ならない。しかし、現在は河川と下水道の流出特性をシームレスに高速予測で きるモデルが存在せず、一体的な管理制御は困難である。そこで、本研究はモ デルに実際の観測値を入力してより現実に近い予測を行う手法(データ同化 手法)を導入し、気象観測・予測データ、河川の水位、下水管路内水位を 統合的に解析する新たな浸水・氾濫予測モデルを構築する。それにより、河川 と下水道の一体的な管理に基づく、都市排水施設の高度な制御が実現し、 河川にポンプ排水すべきか、下水道へ貯留が可能かなど施設を最大限活用す る方策の判断をより適切に行うことができる。集中豪雨による浸水・氾濫を防 止するのみならず、被害軽減のための避難行動誘導や浸水防止計画立案に も貢献する。
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研究領域 | 世界一の安全・安心社会の実現「ひとりひとりに届く危機対応ナビゲーターの構築」 |