体系的番号 |
JPMJMI17C4 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI17C4 |
研究代表者 |
吉岡 敏明 東北大学, 大学院環境科学研究科, 研究科長・教授
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研究期間 (年度) |
2017 – 2018 (予定)
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概要 | 塩化ビニルなどに使われている塩素は、現在は苛性ソーダ生産の副産 物として供給されているが、塩素の需要が苛性ソーダ需要を上回ってい るため、関連製品の供給は海外に依存しているのが現状である。また、 廃棄に伴う環境への影響を含め、廃プラスチックを資源循環の中に位 置づけることは、経済、環境の両面において重要となっている。そうした 中で、現状では有効活用されていない廃プラスチックから塩素や有用物 質を回収するアプローチが注目されているが、現状の脱塩素技術ではエ ネルギー消費が大きく、塩素を原因とする装置腐食やリサイクル製品へ の塩素混入等のプロセス上の課題があり、資源循環が確立していない。 本研究では、金属回収技術への応用をも視野に入れた新しい脱塩素 技術として湿式化学分離技術を開発し、プラスチック高度循環利用技 術・プロセスを確立する。
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研究領域 | 持続可能な社会の実現「新たな資源循環サイクルを可能とするものづくりプロセスの革新」 |