概要 | 新型ゼオライトYNU-5は多次元大細孔をもつため,嵩高い基質を高効率に転換する触媒として優れた性能を示すことが期待される。細孔構造と基質のホスト-ゲスト相互作用に基づいて,新型ゼオライトの触媒設計をする上では計算科学による予測(ブルガリア)が欠かせない。またその予測に基づく触媒調製を実現する技術を有し達成しうる科学者の存在(日本)は必須であり,またその活性点分布を確かめるための高度な分光分析(フランス)も必要である。すなわち,計算科学・触媒調製・触媒構造解析のそれぞれのトップレベルの研究者が協働することで,グリーンケミストリーに基づく触媒反応を実現しうる新型触媒YNU-5の創製とその触媒反応機構の解明を実現しうる。
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