1. 前のページに戻る

「身体知」の可視化と伝承

研究課題

戦略的な研究開発の推進 未来社会創造事業 探索加速型

体系的番号 JPMJMI18C8
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJMI18C8

研究代表者

小池 康晴  東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授

研究期間 (年度) 2018 – 2020 (予定)
概要日本では今、匠の技が急速に失われている。とくに「勘」や「体で覚える」といった、言葉や映像だけでは伝えることができない技術は保存が困難であり、一旦失われた技能は永久に失われる恐れがある。本研究では、人の身体知の習得メカニズムについて、力・筋活動・脳活動を同時に計測し、巧の技をロボットや人などに再現できる程度まで解明し、効率的な技能伝承を可能とするシステムを開発する。 技能の本質の伝承のためには、正しい動きの再現のみならず、変化に対する修正・適応能力を解明することが鍵となる。例えば、人の「身体知」の習得機構はごく単純な動きについても未だ解明されていないが、力制御・筋活動・脳活動の同時計測・解析により、個人差によらない、技能の本質的な特徴を高精度で抽出することが可能となる。また、技能に必要な無意識下の「気づき」のポイントを筋肉や脳へフィードバックすることにより、初心者の効率的な学習から、年齢を重ねた熟達者の技能維持・向上まで支援可能になる。
研究領域持続可能な社会の実現「労働人口減少を克服する“社会活動寿命”の延伸と人の生産性を高める「知」の拡張の実現」

報告書

(3件)
  • 2020 終了報告書 ( PDF )
  • 2019 年次報告書 ( PDF )
  • 2018 年次報告書 ( PDF )

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2019-08-01   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst