体系的番号 |
JPMJMI18C7 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI18C7 |
研究代表者 |
植田 一博 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2018 – 2020 (予定)
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概要 | 少子高齢化時代を迎え、技能などの「潜在知」を伝承し、若手育成に活かすことが課題となっている。そこで本研究では、舞台芸術やチームスポーツにおける身体的なスキルを対象に、そのメカニズムを定量的に解明し、効果的に伝承できる教育システムを構築する。身体的なスキルの解明のために、従来とはまったく異なる新しい人体動作計測手法を確立する。 (1)身体的なスキルの継承支援手法の開発:文楽・能楽などの日本の伝統芸能、パフォーミング・アーツ、チームスポーツとしてのバスケットボールを対象とし、身体的なスキルを定量的に分析し、その継承支援手法を開発する。 (2)新しい人体動作計測手法:通常のスタジアムや舞台などの広範囲での多人数の速い動きを、着衣状態のまま被験者に負担をかけることなく計測できる、これまでにない革新的な技術の実現を目指す。 これにより、高圧的な指導に頼らない、エビデンスに基づく若手育成が可能となり、若手の参入を促すことで、少子高齢化時代にふさわしい技能伝承の方法を提供する。
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研究領域 | 持続可能な社会の実現「労働人口減少を克服する“社会活動寿命”の延伸と人の生産性を高める「知」の拡張の実現」 |