体系的番号 |
JPMJMI18C2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI18C2 |
研究代表者 |
岡部 徹 東京大学, 生産技術研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2018 – 2019 (予定)
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概要 | スクラップ中の貴金属やレアメタルを分離回収する場合、スクラップ中に含まれる複数の金属の相互作用が化学処理に与える影響が大きい。そのため、現状では、コストを下げようとすると多段階の湿式プロセスが用いられ、有害な廃液が多量に発生する場合が多い。また、スクラップ中の貴金属やレアメタルの含有量は低い場合が多く、長距離輸送には適していない。そこで、本研究では、スクラップに含まれる複数の金属の相互作用を巧みに制御し、有害な廃棄物や廃液・排ガス等を発生させずに効率良く貴金属・レアメタルを抽出・分離する環境調和型の化学処理プロセスを開発する。さらにその新しい化学処理法と効率的な物理選別法と組み合わせることで、スクラップ中の貴金属やレアメタルを超高速で効率良く濃縮・分離する新しい技術を開発する。将来的には、世界中から貴金属やレアメタルの濃縮物が日本に空輸され高速精錬、循環利用される産業基盤と新しい社会システムの構築を目指す。
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研究領域 | 持続可能な社会の実現「新たな資源循環サイクルを可能とするものづくりプロセスの革新」 |