仮想開口顕微鏡: 計算光学による高被写界深度トモグラフィー
体系的番号 |
JPMJMI18G8 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI18G8 |
研究代表者 |
安野 嘉晃 筑波大学, 医学医療系, 教授
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研究期間 (年度) |
2018 – 2020
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概要 | 仮想開口顕微鏡は光干渉トモグラフィー(OCT)による光干渉計測と3次元デジタル・ホログラフィーの計算技術を融合した新しい顕微イメージング技術である。その基本コンセプトは2006年に提案されてた。しかし、これまでは3次元デジタル・ホログラフィー計算に必要とされる高い位相安定性をもった光干渉計測の実現が困難であった。 本課題では、位相の安定したOCT装置を開発することで、実用可能な仮想開口顕微鏡を実現する。これにより、通常の顕微鏡では実現できない高分解・高深度を同時に実現する顕微鏡を開発する。 さらに本課題では、仮想開口顕微鏡の汎用理論の構築も行う。これにより、高分解・高深度イメージングだけでなく、分解能以下の組織構造の調査、簡便・安価な位相顕微鏡、完全に定量的な3次元偏光顕微鏡が実現できる。
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研究領域 | 共通基盤「革新的な知や製品を創出する共通基盤システム・装置の実現」 |