体系的番号 |
JPMJMI18E7 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI18E7 |
研究代表者 |
松見 紀佳 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2018 – 2021
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概要 | リチウムイオン二次電池の高容量化への取組として、極めて高い理論エネルギー容量を有するシリコン負極の活用が多大な期待を集めている。一方、充放電に伴うシリコン粒子の大幅な体積膨張・収縮に伴う粒子の破壊やシリコン粒子上の固体電解質界面(被膜)の損傷により充放電サイクルにおける耐久性が極めて低いことが問題となっている。本研究においては、シリコン粒子間の電気化学的コミュニケーションを補助する導電性高分子バインダーや、シリコン上に発生した亀裂を修復する自己修復性高分子バインダーなどの特殊機能バインダーを開発することにより、これまでのボトルネックとなっていた前述の課題の解決に取り組む。また、シリコンの膨張を力学的に抑制できる新たな活物質やMNCカソード用新規添加剤の開発にも取り組み、次世代自動車用のプロトタイプとなり得る優れたフルセルの開発に向けた研究を遂行する。
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研究領域 | 地球規模課題である低炭素社会の実現「「ゲームチェンジングテクノロジー」による低炭素社会の実現」 |