発生工学とゲノミックセレクションを融合した次世代型魚類育種
体系的番号 |
JPMJMI18CH |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI18CH |
研究代表者 |
吉崎 悟朗 東京海洋大学, 学術研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2018 – 2020
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概要 | 養殖魚の高品質化に育種は“要”になる技術である。本研究では、魚類育種の最大の阻害要因である“世代時間の長さ”という課題を、代理親魚技術と代理親魚の超早熟化による世代加速により克服する。さらに、この世代加速技術と、複数の形質を同時に改善することが可能である総合指数ゲノミックセレクション法とを融合した他に類のない魚類育種プログラムを構築する。 加えて、代理親魚技術を利用することで、海賊版種苗の生産防止を実現する遺伝的不妊化(genetic lock)処理を施した種苗を大量生産する技術および、作出した品種を生殖細胞の状態で液体窒素内に超低温保存し、保存細胞から遺伝的劣化を引き起こすことなく、何時でも優良種苗の生産を可能とするシステムを構築する。 以上の一連の技術により、次世代型育種と呼ぶべき、新たな育種法のゴールデンスタンダードを構築し、日本の養殖業を持続的に活性化することを目指す。
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研究領域 | 持続可能な社会の実現「将来の環境変化に対応する革新的な食料生産技術の創出」 |