体系的番号 |
JPMJMI18E1 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI18E1 |
研究代表者 |
井上 弘士 九州大学, 大学院システム情報科学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2018 – 2022 (予定)
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概要 | 現代コンピュータの飛躍的な性能向上を支えてきた半導体の微細化がついに終焉を迎えようとしている。この問題を解決するには、トランジスタ数の増大という従来の量的アプローチではなく、デバイスから抜本的に見直した質的変革が必要である。そこで本研究では、我が国が世界的優位性を持つ超伝導集積回路に着目し、100 TOPS/W 級の超高速かつ低消費電力動作が可能な新しいAI処理エンジンの実現可能性を明らかにする。挑戦性は、従来の回路レベルに閉じたタイミングエラーの解決は敢えて放棄し、徹底的な高速動作を探求すると同時に、アーキテクチャや機械学習によりエラーの悪影響を吸収・隠蔽する。このような技術階層を跨いだコデザインにより計算結果の質と超高速性のトレードオフを適切に定め、単一磁束量子デバイスの潜在能力を引き出すことで、現代コンピュータでは到底実現できない極めて高い電力効率を達成する点にある。
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研究領域 | 地球規模課題である低炭素社会の実現「「ゲームチェンジングテクノロジー」による低炭素社会の実現」 |